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車の下回りの錆落としにかかる費用を解説!車検に影響が出る理由は?
2023年02月10日
車の下回りは汚れやすいだけでなく、錆が発生しやすい場所です。
水たまりの水や泥、冬の季節では融雪剤の影響で錆びてしまいます。
錆を放置しておくと、穴が開いて車が故障してしまう原因になってしまう可能性があり、とても危険です。
この記事では、錆落としの費用相場について詳しく紹介します。
車検に影響が出る理由なども合わせて解説するので、参考にしてください。
車の下回りの錆落とし|パーツ費用がかかりかねない厄介な錆
車はボディなどの見える場所よりも、下回りに錆が付きやすいです。
ボディよりも下回りに錆ができる原因は、水や泥・潮風、融雪剤です。
錆が発生しても錆落としをしないと、さまざまな問題が発生してしまいます。
1. 車に与える影響|腐食を起こしかねない危険性
2. 車検への影響|状態がひどいと車検が通らない
各影響を詳しく解説します。
車に与える影響|腐食を起こしかねない危険性
車の下回りで発生した錆は、すぐに車へ影響があるわけではありません。
そのため、気づいた時点で適切な対処を行うと、車への影響を最小限に食い止められます。
見落としてしまったり、放置してしまったりすると、腐食が進行してしまいパーツに穴が開いてしまいます。
パーツの場所によっては、車が故障してしまい走行不可能となってしまう可能性があるので要注意です。
車検への影響|状態がひどいと車検が通らない
下回りの錆が原因で車検が通らないケースも稀ですがあります。
車検が通らない原因は以下の通りです。
● フレームやフロアに穴が空くほど錆びている
● サスペンションまわりに穴が空くほど錆びている
通常走行中には問題がなかったため、気づかなかった部分の錆です。
これらの場所で錆が進行すると、強度不足の観点から車検に通過できなくなってしまいます。
車検を通すために修理が必要になるので、想定以上の車検代がかかりがちです。
車の下回りの錆を落とす方法とは|費用をかけず自己処理できる?
車の下回りの錆は見つけにくい場所です。
しかし、発見してきちんと錆落としをすれば、車にダメージを与えずにすみます。
錆がひどくなってからでは費用もかさみ、自己処理も難しくなるので、早めの対処が必要です。
早めに錆を落とす場合、費用をかけずに自己処理もできます。
● ブラシやヤスリで擦る
● 化学反応を発生させて落とす
● 錆を黒錆に変える
● 錆取り剤を使用する
必要な道具や薬剤を購入すると、業者に錆落としを依頼するよりも安上がりです。
軽い錆のうちに、早く対処しましょう。
車の下回りの錆を予防する方法|費用がかかる?かからない?
錆は発生してからでは落とすのが大変です。
錆び防止処理を施しておけば錆びないので、錆取りの手間がかかりません。
1. 錆止めスプレーの使用
2. こまめな洗車
3. アンダーコート施工
具体的な対処法を詳しく解説します。
【予防法①】錆止めスプレーの使用
下回りの錆がひどい場合、車検に通らない場合があります。
車検に通らない場合、修理をしてから再度車検を通さねばなりません。
当初の車検費用よりも高い費用がかかってしまうので、錆を発生させないように予防が必要です。
手軽な予防法としては、カー用品店などにある錆止めスプレーの使用が挙げられます。
錆止めスプレーの価格は高くはありません。
錆を防ぎたい部分に吹きかけると錆止め効果が得られます。
市販されている錆止めスプレーは持続的な効果は得にくいです。
一時的なものと割り切って、使用するようにしましょう。
【予防法②】こまめな洗車
冬場の凍結防止剤や水や泥が車の下回りに付いてしまった場合、洗車をすると付着した塩化カルシウムを落とせます。
冬場は洗車ができない場合には、下回りだけをブラシを使って洗い流すだけでも効果があるので洗車をしましょう。
こまめに洗車をして汚れを取り除けば錆を防げます。
【予防法③】アンダーコート施工
錆を未然に防ぐ方法として「アンダーコート施工」があります。
アンダーコートとは下回りの錆止め防止塗料です。
施工すると長期間錆の発生を抑える効果があります。
しかし、アンダーコートは半永久的ではないので、定期的なメンテナンスが必要です。
費用も決して安くはありません。
2年に1回の施工が効果的なので、車検ごとにアンダーコート施工をすると愛車の寿命が長くなるでしょう。
車の下回りの錆を落とす費用を解説!
車の下回りに錆を発見した場合、錆落としが必要です。
となると、気になるのが費用ではないでしょうか?
一般的な錆落とし+コーティングの費用は以下の通りです。
防錆コーティングの費用相場
防錆コーティング | 15,000~50,000円 |
下回り洗浄
(防錆コーティングにプラスされているケースあり) |
5,000円前後 |
アンダーコート | 15,000円~ |
シャーシブラック | 5,000~10,000円 |
再び錆が発生しないためにも必然的に、錆落とし+コーティングが必要となります。
まとめ
車の下回りに発生した錆を落とす方法やかかる費用、錆落としをしないと起きる問題点について詳しく紹介しました。
錆の原因は下回りに付着した水や泥汚れ、冬場の雪道に散布される融雪剤や海沿いで発生する潮風などです。
発生してしまった錆は、錆落としなどにより自己処理も行えます。
防錆処理をしたいなら、プロの方に作業してもらうと安心です。
錆による被害を最低限に抑えるための、日頃のケアを十分に行いましょう。