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車のアンダーコートは定期的にケアが必要?アンダーコートの役割とは
2023年02月08日
アンダーコートは、車のアンダー面(下回り)の塗装であり、車を錆から守ってくれる効果があります。
直接的な恩恵はわかりにくいですが、アンダーコートがないと錆びが起こったり、車の防音効果が薄れたりします。
アンダーコートの必要性を感じない方もいるかもしれませんが、縁の下の力持ちとして重要な塗装なのです。
この記事では、アンダーコートについて解説します。
アンダーコートのメリットやデメリットについても解説するので、施工を依頼するときの参考にしてください。
アンダーコート概要を解説!車の下回りに塗装をする
アンダーコートとは、車の下回りの塗装です。
コーティングで車の下回りを、錆や傷から守ります。
ここではアンダーコートを使用する場合のポイントについて、詳しく解説します。
1. 車の下回りを守る
2. 積雪地域や海沿いで必要
各項目を詳しく解説するので、ぜひご覧ください。
【ポイント①】車の下回りを守る
車の下回りは気づきにくい場所であり、錆があっても気にしない方も多いでしょう。
しかし、飛び石や乗り上げなどによってできた傷を放置すると、その場所から錆が発生してしまいます。
最近の車は、下回りに防錆鋼板が使用されているので、昔に比べて錆びにくいです。
しかし、全く錆びないわけではありません。
防錆加工をした部分が取れてしまうと錆が発生し車が劣化するので、定期的なメンテナンスが必要です。
【ポイント②】積雪地域や海沿いで必要
冬場に積雪や路面凍結が起こる地域では、路面の凍結対策として凍結防止剤を散布します。
凍結防止剤には塩化カルシウムが使われ、海沿いの湿った風も潮風による「塩害」を引き起こします。
これが、車の錆の原因になるのです。
海沿いの地域では海からの湿った風には塩分が含まれているため、車が晒されて錆びかねません。
車の下回りだけではなく、車全体が錆びてしまう原因を引き起こします。
これらの害から愛車を守り寿命を長くするためには、アンダーコートの塗布が必要なのです。
アンダーコートのメリットとデメリットを解説!
アンダーコートは車の下回りを守るために使用されるケースが多いです。
使用する場合には、以下のメリットとデメリットを知っておく必要があります。
1. 【メリット】防錆以外の効果
2. 【デメリット】費用面
メリットとデメリットの双方を知れば、アンダーコートの定期的なケアを検討できるでしょう。
【メリット】防錆以外の効果
アンダーコートのメリットは以下の3点です。
● 錆や傷を防げる
● 振動の緩和
● 防音性の向上
アンダーコートは、錆や傷を防ぐのが一番の特徴であり、使用するメリットです。
走行中に巻き上がる小石や衝撃などをアンダーコートが受け止めるため、制振性向上も可能です。
制振性が向上すると同時に衝撃音も吸収し、防音性を高める効果があります。
よって、振動の緩和や、防音性の向上もアンダーコートには期待できます。
【デメリット】費用面
アンダーコートのデメリットは以下の3点です。
● 定期的にメンテナンスが必要なため、維持費がかかる
● 必要のない地域ではムダな予算になってしまう
● アルミのパーツにはアンダーコートは必要ない
アンダーコートを一度施行すれば半永久的に効果が持続するわけではなく、定期的なメンテナンスが必要です。
定期的メンテナンスで維持費がかかるため、アンダーコートの必要性がない地域ではムダな出費となってしまいます。
なお、アルミパーツが付いている車は、アンダーコートを必要としません。
本当にアンダーコートが必要か、検討したうえで施工を行いましょう。
アンダーコートの施工は業者選びが重要!
アンダーコートや同じく防錆効果のあるシャーシブラックには、施工の時間と塗料の代金が必要です。
下回りの防錆加工を行う場合、車体を浮かせて作業をしなくてはいけません。
アンダーコートの施工は、これまでにこなしてきた経験数がかなり重要となります。
塗装するスタッフの技量や丁寧さで、アンダーコートとしての耐久性は変わるからです。
アンダーコートはDIYでメンテナンスも可能です。
しかし、プロの方に任せた方が、専門業者の技術を用いより確実なメンテナンスができるでしょう。
価格だけで決めるのではなく、施工実績と評判も十分に調べたうえで、プロに依頼をしましょう。
まとめ
アンダーコートの定期的な施工の必要性と、メンテナンスについて詳しく紹介しました。
アンダーコートは、車の下回りを錆や傷から守れる塗装です。
定期的な塗り替えとメンテナンスを必要としますが、積雪地域や海沿いで車を所有する方にとっては、愛車を守る強い存在といえるでしょう。
なお、アンダーコートは錆や傷を心配しない地域に住んでいる方には、不要な塗料です。
無理にアンダーコートを施工するのではなく、本当に必要か判断をし、必要な場合はプロに施工を任せてください。