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デントリペアとはキズのないヘコみの救世主!板金との違いも解説
2023年02月04日
ちょっとした不注意でできてしまった小さなヘコみを修理するか、悩んだ経験はありませんか?
小さなヘコみであっても、修理に出せば時間と費用がかかってしまうイメージがあり、そのまま放置する方もいるかもしれません。
本人は気にしていなくても車のヘコみは周囲が大丈夫かな?と心配してしまうものです。
この記事では、そんな小さなヘコみの救世主デントリペアについて紹介します。
デントリペアと板金の違いについても解説するので、ヘコみ修理はどちらが最適かをご検討ください。
デントリペアの特徴とは?小さなヘコみを治す救世主!
デントリペア工法とは、車にできた「キズのないヘコみ」を、従来の板金塗装のようにパテ付けや再塗装をせずに修理する工法です。
正式名称は塗装をせずにヘコみを修理する意味で「ペイントレス・デント・リペア」または「リムーバル」といいます。
ボンネットやルーフ、ドアなどの「デント(ヘコみ)」を、素早く綺麗に直せる技術です。
近年開発されたこの工法は、早い・安い・綺麗の3拍子が揃っているのが特徴です。
従来はお金のかかる板金が主流だった修理市場を変える、画期的な技術として導入されています。
よい点:小さなヘコみを綺麗に早く直せる!
デントリペアの最大のメリットは、塗装をそのまま生かす・料金が安いところです。
子どもや小動物が乗った小さなヘコみや、石の跳ね返り、ひょう害などの小さなヘコみを直すなら、とてもメリットのある技術です。
● ボディカラーなどを変えず修理できる
● 料金が安い
● ヘコみのみを綺麗に直せる
必要箇所のみを簡単に直したい、このような方に向いています。
悪い点:技術者の力量に差がある
これはすべての専門職に共通する部分ですが、それぞれの技術者が持つノウハウや経験値の差で仕上がりに圧倒的な違いが生じがちです。
車のエッジ部分やヘッドライト付近、タイヤハウスのすき間や給油口など、専用工具が入らない場所などは修理が難しいです。
車のボディ全部に対応できないデメリットもあります。
技術者の力量に差があるのは板金塗装も同じではありますが、デントリペアは最近の技術なので、技量の差が大きく出てしまいます。
依頼業者をしっかり検討するポイントは以下の通りです。
● 専用工具を使うため、車のどこでも修理できるわけではない
● キズやヘコみが大きい修理には向いていない
デントリペアを行う場合は、上記ポイントをチェックをしましょう。
デントリペアと違う?板金塗装の特徴とは
デントリペアと同じものと思われてしまうのが、板金塗装です。
板金塗装とデントリペアの違いは以下の通りです。
● ボディの塗装を一旦はがしてから板金修理をする
● 車の形やキズの修復作業を行う
「板金塗装」といわれていますが、作業内容は板金・塗装にわかれます。
車の形やキズの修復を1人の作業員が作業するよりも、分業制でそれぞれ連携を取り合いながら行うのが板金塗装です。
キズのないヘコみを修復するデントリペアとは大きく異なる部分といえます。
よい点:大きなヘコみを綺麗に直す!
板金塗装はキズの修復が容易であり、大きなヘコみも綺麗に修復可能です。
修復可能な範囲が広いので、バンパーや骨組みなどデントリペアで行えない場所の修理も、板金塗装では修復できます。
大きな箇所の修復でも素人とプロほどの差が生じにくいため、修復業者選びがデントリペアより難しくないのもメリットです。
対応業者も多く、綺麗な仕上がりで修復してもらえます。
悪い点:お金と時間がかかる
デントリペアとは異なり、キズの修復も可能な反面、費用がかかり日数も要します。
短期間で車の修理を希望する場合には板金塗装は向いていません。
日数も費用もパーツとキズやヘコみの状態によって大きく左右されます。
板金塗装箇所 | 費用相場 |
ドア | 40,000~50,000円 |
ドアミラー(片方) | 15,000円~ |
ボンネット | 50,000円~ |
バンパー | 30,000~80,000円 |
塗装をする場合、一度塗装をはがしてから再塗装をするので若干色味が異なる場合もあります。
しかし、色味の違いは軽微なもので、気にするほどではありません。
デントリペアにかかるお金とは?
一般的なデントリペアにかかる費用は、15,000円~です。
デントリペアならば板金もパテも塗装もいらないので、安く修理ができます。
費用面が気になる方は、ぜひ利用しましょう。
費用相場 | 修理日数 | |
板金塗装 | 30,000円~ | 3日以上 |
デントリペア | 15,000円~ | 30分~1時間 |
実際に修理をする際、ヘコみの状態・大きさなどによって価格が異なります。
そのため、見積を取ったうえで依頼をしましょう。
板金塗装では日数と費用がかかるのが当たり前ですが、デントリペアなら即日仕上も対応可能です。
まとめ
デントリペアの修理方法と板金塗装の違い、それぞれの修理費用などについて紹介しました。
デントリペアは短時間での修理を可能とし、板金塗装は大きなキズやヘコみに対応可能です。
車に付けてしまったヘコみの大きさや状態によって、デントリペアにするか板金にするかを検討しましょう。
もし自己判断が難しい場合は、専門業者で見てもらうと最適な方法で修理できます。
まずは予算を考えたうえで相談をして、適切な業者を紹介してもらいましょう。